どうも、元引きこもりブロガーのサイトウです。
今回は、「脱引きこもりで、いきなりアルバイトに挑むのは絶対にやめるべき」と断言できる理由を紹介します。
引きこもっていると、焦る気持ちもあると思います。
- 「早く社会復帰したい」
- 「遅れを取り戻したい」
でも、焦りは禁物です。
この記事では、対人恐怖をこじらせて10年引きこもった僕が、
- いきなりアルバイトがNGな理由
- アルバイトの前にやるべきこと
を解説していきます。
ぜひご覧になってみてください!
脱引きこもりにいきなりアルバイトがNGな2つの理由
引きこもりを抜け出すために「とりあえずアルバイト」は絶対にやめるべきです。
その理由は主に2つあります。
- ハードルが高すぎる
- 失敗したときに立ち直りづらい
ハードルが高すぎる
引きこもりにとって、いきなりアルバイトはハードルが高すぎます。
アルバイトといえども立派な仕事なので、社会的なスキルが求められるからです。
- 決まった時間に決まった場所に行く
- 最低限あいさつする
- 報連相(報告・連絡・相談)を怠らない
どれも社会人としては当たり前のことかもしれませんが、自室で一人で過ごすことが多い人にとっては心身ともに負担になります。
すぐに疲れてしまって続かない⇒自信をなくしてさらに引きこもる
なんてことになりかねません。
とくに、
- 引きこもり期間が数年間続いている
- 対人恐怖に悩んでいる
という方は、いきなり無理をしないように要注意です。
失敗したときに立ち直りづらい
いきなりアルバイトに挑むと、失敗からなかなか立ち直れない可能性があります。
「おすすめ映画:百円の恋」でも描かれているように、外の世界は楽しいことばかりではありません。
とくに仕事となると、苦しいことは確実に増えます。
- 誰にも相談できない
- 安心できる場所が自室しかない
そんな状態でアルバイトに挑むと、いざ失敗したときに立ち直ることが難しくなります。
選択肢が、「また引きこもる」くらいしかないからです。
アルバイトに挑んで玉砕した実体験
僕も、いきなり結果を出そうとして、何度か苦い経験をしてきました。
たとえば、引きこもり始めたころ、リゾートバイト(住み込みバイト)にチャレンジしたことがあります。
その前のアルバイトをすぐにやめてしまって、「もっと自分を追い込もう」と思ったからです。
バイト先は最悪でした。
- ろくに教えてもらえず、𠮟られてばかり
- 休憩時間も、あってないようなもの
初日ですっかり心が折れました。
結局、3日で逃げ出しました。
文字どおり、逃げました。
- 「自分は何をやってもダメだ」
- 「もう働くのは嫌だ」
こうして、その後10年近くに及ぶ、長い引きこもり生活が始まったわけです。
引きこもりがアルバイトよりも前にやるべきこと
今引きこもりやニートに悩んでいる人は、アルバイトよりも前にやるべきことがあります。
それは「居場所づくり」です。
- 自分はここにいていいんだ
- 何かあったら、またここに戻ってくればいい
そう思える場所を作っていきましょう。
居場所ができると、人と関わる機会が生まれて、状況はおのずと変わっていきます。
居場所があると、失敗したときに早く立ち直れます。
また引きこもるよりも手前の段階で、とどまることができるわけです。
アルバイトに挫折したときも、居場所のおかげですぐに回復できました。
仕事を頑張りすぎてうつ病になったときも、居場所のおかげで乗り越えられました。
- 自宅(家族)
- カウンセリング
- 病院
- 当事者会
- サポートステーション―
あなたにとっての居場所も、きっと見つかるはずです!
おわりに
脱引きこもりに大切なのは、急がば回れで、スモールステップを踏むことです。
まずは小さなきっかけを作っていきましょう!
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