大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で、Webライターを始めて2年半。
一時はやめようとしたこともあったけど、今ではライター業だけで生活できるようになり、編集やディレクションなど、仕事の幅も広がった。
他のライターさんの採用にも関わらせてもらうようになって、いろいろと思うところがある。
今回はライターとクライアント双方の目線から、クラウドワークスの現状を語ってみたい。
- Webライターに興味がある人
- 本格的にWebライターとして活動していきたい人
の参考になればと思う。
ライターもクライアントも質が低い
はっきり言ってクラウドワークスは、全体的にライターもクライアントも質が低い。
ライター目線でいうと、担当者が高圧的だったり、工数への理解が薄かったり、何かとストレスが溜まる。苦笑
クライアント目線でいうと、「この人ならお願いできそう」と思える人は、(条件にもよるが)案件に応募してくれた中で2,30人に一人。
ライティングのスキル以前に、スムーズに意思疎通できない人も多い。
もちろん例外もあるが、あくまで例外。
一部の質の高いライターは、一部の質の高いクライアントに囲われてしまうから、基本的には質の低いライターと質の低いクライアントが渦巻いている。
そんな状況だから、もしあなたが質の高いライターだったとしても、はじめから質の高いクライアントに出会えるとはかぎらない。
自分を安売りしてはいけない
質の高いクライアントに出会うためには、自分を安売りしてはいけない。
クラウドワークスに限らず、クラウドソーシングは単価が低くなりがちだが、少なくとも文字単価1円以上の案件を選ぼう。
できれば1.5円以上が望ましい。
初心者でも、最低限の実績を作って丁寧な提案文が書ければ、ぜんぜんいける。
他のライターのプロフィールやSNSを見ると、「自分なんてとうてい敵わない・・・」と思うかもしれないが、実際のところ外から見える情報はほとんど当てにならない。
そのあたりは質の高いクライアントも理解しているはずなので、あまり気にする必要はない。
競争率は高くない
クラウドワークスに登録しているライターは約10万人で、定期的に稼働している(過去30日以内にログインがある)人に限定しても約2万人。
それに対して、ライティング案件は約1,200件。
(※いずれも2022年6月3日現在)
これだけ見ると、めちゃくちゃ競争率が高いように見えるが、案件を獲得するのは決して難しくない。
むしろ「クライアントからすれば人手不足」とさえ言える。
なぜなら冒頭にお伝えしたように、「質の高いライターは、すでに質の高いクライアントに囲われている=新規案件に応募する必要がない」からだ。
そして新規案件に応募するライターの多くは、ライティングのスキル以前にスムーズに意思疎通できない。
具体的には、
- 連絡してから一週間以上音沙汰なし
- ある日突然いなくなる
- マニュアルや過去のやり取りを確認しない
- ミスが多くても平気(に見える)
- 明らかに手抜きの記事が上がってくる
といった感じ。
にわかには信じられないかもしれないが、これが現実だ。
上位1%のWebライターになる方法
クラウドソーシングは誰でも気軽に始められるから、真剣にやっている人が少ないのだと思う。
次にあげることができるだけでも、おそらく上位1%(上位200人)には入れる。
- レスポンスは早めにする(目安としては24時間以内)
- わからないこと・不安なことがあるときは、とりあえずクライアントに相談する
- 指摘されたところは(少しずつでもいいので)直そうとする
- クライアントや読者の利益を考えて記事を書く
- 与えられた仕事をこなすだけではなく、積極的に工夫・提案していく
僕自身、ときどきクラウドワークスでランキング一桁(上位0.05%)に入るようになってきた。
常にランキング上位にいる人は別格だと思うし、僕より稼いでいる人・意識が高い人は無数にいる。
とはいえ、普通に暮らせる程度であれば、トップを目指す必要はない。
エキスパートレベルの知識やスキルが求められることもない。
「クラウドワークスは難しくないよ!」ということを声を大にして言いたい。
おわりに
記事の補足として、質が低いライターの人格を否定しているわけではないです。
「できない」には必ず事情があります。
ただ、できない状態が続くようであれば、たぶんWebライターは向いてないです。
向いていないことを無理して続ける必要はないでしょう。
逆に大きなストレスなくできるようであれば、とりあえず1年ほど、できる限りのことをやってみる価値はあると思います。
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