人見知りや対人恐怖に悩む人向けアルバイトの始め方【体験談】

人見知り・対人恐怖

どうも、元引きこもりブロガーのサイトウです。
今回は、人見知りや対人恐怖(社会不安障害)に悩む方に向けて、「アルバイトを始めたい」と思ったときにやるべきことを紹介していきます。

僕自身、対人恐怖をこじらせて10年引きこもっていました。
人との関わりが怖いと、一歩踏み出すことが難しくなってしまいますよね。

この記事では、僕の実体験をもとに、

  • アルバイトを始める前にやるべきこと
  • 対人恐怖に悩む人におすすめのアルバイト

など、無理せずステップアップしていくための方法を解説していきます。

「アルバイトで失敗したくない!」という方は、ぜひご覧になってみてください。

対人恐怖に悩む人がアルバイトを始める前にやるべきこと

「アルバイトを始めたい」と思っても、手当たり次第に挑戦するのはやめておいたほうがいいです。
失敗して自信を無くして、かえって状況が悪化してしまう可能性があります。

僕自身、本格的に引きこもり始めたきっかけは、無理やり始めたアルバイトでの失敗でした。

アルバイトを始める前の準備が大切です。
やるべきことは、大きく分けて2つあります。

  • 目的をつくる
  • 環境を整える

目的をつくる

まずは、なんのためにアルバイトを始めるのか、とりあえずでもいいので、目的を決めてしまいましょう。

目的意識がはっきりすると、自分の中で軸ができて、強くなれます。
逆に目的意識があいまいだと、「やらされてる感」が出て、ちょっとしたことで心が折れてしまいます。

ここでは、次の3つの場合について考えてみます。

  • やりたいことを実現するため
  • お金を稼ぐため
  • 対人恐怖を克服するため

やりたいことを実現するため

アルバイトが将来やりたいことにつながる場合は、対人恐怖があっても、思い切ってチャレンジしてみましょう。
実際にやってみないとわからないことがあるからです。

「やっぱりこれだ!」と思うこともあれば、「なんか思ってたのと違うな」と思うこともあるはずです。
いずれにしても、お金をもらいながら向き不向きを確認できるわけですから、やってみて損はないです。

僕も、社会科見学のつもりでアルバイトをやってみたことがあります。^^

お金を稼ぐため

「お金を稼ぐため」という場合は、なんのためにお金を稼ぐのか、深掘りしてみるといいでしょう。

  • 生活のため
  • 趣味のため
  • 将来に備えるため―
僕の経験上、「生活のため」よりは、「自分のやりたいことを実現するため」と思ったほうが、続けやすいです。

対人恐怖を克服するため

対人恐怖を克服するために、いきなりアルバイトを始めるのはおすすめできません(とくに接客業)。
あまりにもハードルが高すぎるからです。

アルバイトも立派な仕事なので、当然ですが業務があります。
「業務+人との関わり」となると、負担が大きく、すぐに疲れてしまう可能性が高いです。

僕自身も、いきなり接客業にチャレンジして失敗した経験があります。^^;

対人恐怖を克服したい場合は、「業務」と「人との関わり」を分けて考えるといいでしょう。
まずはアルバイト以外の方法で、少しずつ人との関わりに慣れていく方法がおすすめです。

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アルバイトを始めるときも、できるだけハードルを下げて、人との関わりが少ないものからチャレンジしてみるといいでしょう。

環境を整える

  • 「イマイチ目的が決まらない」
  • 「対人恐怖が強くてまだ無理かも・・・」

という場合は、環境から整えていきましょう。

具体的には、次の3つがあげられます。

  • 居場所をつくる
  • 価値観の幅を広げる
  • 自分を理解する

居場所をつくる

「何かあったら、また戻ってくればいい」と思える居場所があると、新しいことに挑戦しやすくなります。
また、居場所を作ると一度に多くの人とつながれるので、人との関わりに慣れることもできます。

僕自身、居場所には助けられ続けています。
アルバイトで失敗したときも、仕事に疲れてしまったときも、居場所のおかげで乗り越えられました。
  • シェアハウス
  • デイケア
  • 当事者会―

あなたが安心して過ごせる場所をつくっていきましょう。

居場所の作り方については、下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧になってみてください。

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価値観の幅を広げる

価値観の幅が広がると、自分に合った生き方を選べるようになります。

たとえば、僕は引きこもっていたとき、「社会復帰するにはアルバイトを始めるしかない」と思っていました。
でも、お金を稼ぐ方法も、人との関わりを増やす方法も、アルバイトだけではありません。

在宅ワークから始めてみてもいいし、先に紹介したように、居場所づくりから始めたっていいわけです。

「ほかにも選択肢がある」と思えると、気持ちが楽になります。

自分に合った働き方を選ぶためにも、

  • 気になった本やYouTubeを見てみる
  • 人と関わる機会を増やしてみる

といった方法で、価値観を広げていきましょう。

自分を理解する

自分に合った価値観を選ぶためには、自分なりの基準が必要です。
自分なりの基準を持つためには、自分のことを理解する必要があります。

  • 自分は何が好きで何が嫌いなのか
  • 自分は何が得意で何が苦手なのか

自分の向き不向きを把握することが大切です。

自己理解の方法としては、自己分析がおすすめです。
僕が実際に取り組んだ中でとくにおすすめの自己分析は、下記の記事で紹介しています。

あわせてご覧になってみてください。

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【体験談】対人恐怖に悩む人におすすめのアルバイト

アルバイトを始める準備ができたら、求人を探してみましょう。
僕は、Indeed(インディード)という求人サイトを使うことが多いです。

インディードは、求人が多く、ネットから応募できる(電話で応募しなくていい)のがメリットです。^^

実際に、僕がやってみた中で、対人恐怖に悩む人におすすめできるアルバイトを3つ紹介します。

  • 倉庫内作業(大手通販サイト)
  • スーパー(品出し)
  • 新聞配達

倉庫内作業(大手通販サイト)

いつもお世話になっている某通販大手サイトの倉庫内作業。
主な業務は、商品の棚入れ・ピッキングで、基本的には一人で黙々と作業できます。

棚入れ作業はめちゃくちゃ向いてました。
いかに早く美しく、商品を棚に収めるかを追求していたら、あっという間にトップになりました(自慢です^^)。

単発派遣だったので、自分のペースで仕事を入れられるのもよかったです。

スーパー(品出し)

スーパーの品出しも、一度仕事を覚えれば自分のペースでできるので、ストレスは少なかったです。
ただ、お客さんに商品の場所を聞かれたりすると、ちょっと面倒でした。^^;

商品をきれいに並べるのが楽しかったです。

新聞配達

「人との関わりが少なく自分のペースでできる」という意味では、新聞配達が最強でした。
早朝の人がいない時間帯に一人で配達するので、人との関わりはほとんど発生しません。

朝早かったり、悪天候の日は大変だったりしますが、ブランクが長い人におすすめです。

元引きこもりニートの僕がこれまでやってきたアルバイトは、下記の記事で詳しく紹介しています。
あわせてご覧になってみてください。

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空白期間がある人向け履歴書の書き方

いざアルバイトを始めるために履歴書を書こうとすると、「空白期間があって自信がない」という方も多いのではないでしょうか。
でも、いくつかポイントを押さえれば、大丈夫です。

具体的には次の2つを意識してみましょう。

  • 職歴欄を小さくする
  • 志望動機は相手のメリットになる形で書く

詳しい履歴書の書き方は、下記の記事で解説しているので、あわせてご覧になってみてください。

404 NOT FOUND | 窓の向こう側
元引きこもりニートが、楽しく生きる方法を模索しています。

逃げ道を作る

先にお伝えしたように、あらかじめ逃げ道を作っておくと、心が楽になります。

  •  居場所を作っておく
  • 在宅ワークで少しだけお金を稼いでみる―

個人的におすすめなのが、退職代行サービスです。

退職代行サービスを使えば、本人に代わって退職したい意思を伝えて、手続きを進めてくれます。

対人恐怖があると、「やめます」の一言がなかなか言い出せないですよね。
どうしても辛いときは、逃げてもいいと思います。

僕自身、一度使ったことがあります。^^;

「逃げグセがつくかも」と、不安になってしまうかもしれません。
でも、逃げたくなってしまうのは、

  • そもそも働ける状態ではない
  • 自分に合わない業種だった
  • 職場の環境が劣悪

といった理由があるからです。

今回紹介したように、目的を作ったり環境を整えたりしていけば、逃げずに向き合えるようになるので大丈夫です。

「いざとなったら退職代行サービスをつかえばいい」と思えるだけでも、安心できると思います。

おわりに

アルバイトを始める目的がはっきりしたら、「試しにやってみるか」くらいの気軽な気持ちで、挑戦してみてはいかがでしょうか。
いくつか経験するうちに、向き不向きも見えてくるはずです。

ではまた!

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