スマホアプリで「気分の波」の原因を探ってみた【気分変調症】

気分変調症

どうも、元引きこもりブロガーのサイトウです。
今回は「気分の波の原因を探る方法」を紹介していきます。

気分が上がったり下がったりする原因がわかれば、気分よく過ごせる日がぐっと増えるはず。
でも原因は、自分ではなかなかわからないですよね。

僕は気づいたらメンタルが劇落ちしていることがあります。^^;

気分の波の原因を探るために、「Simple Time Tracker」というスマホアプリを使って、2か月間の行動を記録してみました。

行動の記録を始めた経緯

僕は2か月ほど前に精神科を受診して「気分変調症」と診断されました。

気分変調症とは、「気分障害」の一種で、軽いうつ状態が長期間にわたって続く病気です。
  • 人との関わりが苦手だったり
  • 落ち込みやすかったり
  • 何をやっても続かなかったり

これらは性格ではなく病気の症状だったようです。

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気分変調症と向き合うために、まずは普段の生活を記録してみることにしました。
「気分が落ち込む原因や、回復のきっかけがわかるかもしれない」と思ったからです。

行動を記録する方法

日常生活を記録する方法は、次の3つが考えられます。

  • 日記をつける
  • 活動量計を使う
  • 行動記録アプリを使う

日記をつける

ノートやスマホのメモアプリに、毎日の記録を付ける方法。
僕はめんどくさがりなので、食事や睡眠など、細かいことまで記録するのは現実的ではありません。

活動量計を使う

「スマートウォッチ」や「フィットネストラッカー」などの活動量計を使う方法もあります。

活動量計とは、身に着けるだけで、

  • 歩数
  • 心拍数
  • 睡眠時間

といった情報を自動で記録してくれる優れもの。

Xiaomi シャオミ Mi Smart Band 6 Black/Mi スマートバンド 6 MISMARTBAND6BK

難点としては、

  • 購入費用がかかる
  • 記録できる行動が限定的
  • 意外と邪魔になる

といったことがあげられます。

僕はこの手のガジェットを、過去に5台ほど使ってきました。
でも常に身に着けているとうっとうしくなってしまって、長続きしたことがありません。^^;

記録アプリを使う

スマホの記録アプリを使えば、日記より手軽に、活動量計より幅広い行動を記録できます。

記録アプリは、大きく2つに分けられます。

  • 気分を記録するアプリ
  • 行動を記録するアプリ

気分を記録するアプリ

日ごと・時間帯ごとの気分を記録するタイプのアプリです。

調べてみた感じ、「Daylio(iOS版・Android版あり)」というアプリがよさげ。
ストアの評価が高く日本語にも対応しています。

Daylio - Journal, Diary and Mood Tracker
Self-Care Bullet Journal with Goals Mood Diary & Happiness Tracker

行動を記録するアプリ

「何時から何時まで○○をしていた」という感じで、行動とその時間を記録するタイプのアプリです。
今回は生活のリズムと気分の波の関係を知りたかったので、こちらのタイプの中から「Simple Time Tracker(Android版のみ)」を選びました。

Simple Time Tracker - Apps on Google Play
Track how much time you spend on different activities during the day.

Simple Time Trackerを選んだ理由

数ある記録アプリの中から「Simple Time Tracker」を選んだ理由は5つあります。

  • 無料で使える
  • ワンタッチで記録できる
  • メモできる
  • グラフ化できる
  • データをエクスポートできる

無料で使える

すべての機能が無料で利用可能です。

ワンタッチで記録できる

ホーム画面上にウィジェットを配置すれば、ウィジェットをタップするだけで記録の開始・停止ができます。

ワンタップで記録できる

先日のアップデートで、ウィジェット上に経過時間が表示されるようになりました。

メモできる

各行動の記録にメモが追加できます。

メモできる

グラフ化できる

行動記録をグラフで見ることができます。

グラフ化できる

グラフ化できる

データをエクスポートできる

記録したデータをCSV形式でエクスポートすれば、さらに詳しく分析することができます。

2か月間、記録してみてわかったこと

約2か月間、Simple Time Trackerを使って、10個の行動(睡眠や食事、
運動など)を記録してみました。

劇的な変化はありませんでしたが、わかったことはたくさんあります。

たとえば食事について。
いくつかの仮説をもとに検証してみました。

試したこと 試した理由 根拠(参考文献) 試した結果
サプリ(鉄・ビタミン)を飲む 栄養不足がうつにつながる場合があるから 脳から「うつ」が消える食事 目立った変化なし
アレルゲン(小麦・牛乳・卵)を避ける 体内の炎症がうつにつながる可能性があるから 最高の体調 目立った変化なし
16時間以上の空腹時間をつくる 空腹時間をつくることで疲れづらくなる効果があるから 空腹こそ最強の薬 目立った変化なし

今の僕にとっては、どれもあまり効果はないようです。
食事にかぎらず、睡眠や運動も同じような傾向で、量や質を変えても目立った変化は見られませんでした。

つまり、「基本的な生活習慣は、今のままでも大きな問題はない可能性が高い」ということです。

もちろん、健康的は生活を心がけたほうがいいとは思います。
でも「気分の波」という点においては、もっと大きな要因があるはずです。

これから検証したいこと

上記の結果を踏まえたうえで、気分の波の原因として考えられる要因は3つあります。

  • インターネット
  • 人との関わり
  • 捉え方・考え方

インターネット

僕は1日に8~12時間ほどインターネットを利用します。
起きている間は常にPCやスマホをいじっている状態です。

動画やニュース、SNSなど、面白そうなコンテンツを求めて、ブラウザを延々リロードするサルと化しています。(苦笑)

これは、よくないですよね。。。

ある研究によると、ショッキングなニュースを長時間テレビで見た人は、実際の被害者よりもPTSDを発症する率が高かったとか。

自分でも気づかないうちに、精神的に大きな負荷がかかっているかもしれません。

人との関わり

比較的メンタルの状態がいい時期を振り返ってみると、それなりに人との関わりがあったように思います。

ハーバード大学の75年にも及ぶ研究によると、たった一人でも信頼できる人がいると幸福度が上がるらしいです。

ハーバード大75年の追跡調査「人間の幸福と健康」を高めるたった1つの方法 1人でも「信頼できる人」がいるか
幸福で健康な人生を歩むにはどうすればいいのか。言語学者で明治大学教授の堀田秀吾氏は「ハーバード大学の75年間にわたる追跡調査によると、人間の幸福や健康は、年収、学歴、職業と直接的には関係ない。関係があったのは『いい人間関係』だった」という――。

捉え方・考え方

気分を左右する一番大きな要因は、やはり物事のとらえ方や考え方だと思います。
同じ出来事でも、それをどう受け取るかによって印象がまるで変わるからです。

たとえば物事に取り組むときに、「楽しそう」と思えるポイントを一つ探してそれに集中してみる。

たったそれだけで、「嫌なこと」が「楽しいこと」に変わったりするから不思議です。

おわりに

苦しい状態から抜け出すためには、変化が必要です。
どんなに小さなことでもいいので、いつもと違ったやり方を試してみることが大切だと思います。

今日は、「YouTubeやSNSを見ない」と決めて1日過ごしてみました。

あまりにも暇なので、久しぶりにブログを書いています。(笑)
昼間はハイキングに行ってきました。

結果、やたら充実した1日になりました。

 

ではまた!

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