どうも、元引きこもりブロガーのサイトウです。
今回は、「引きこもりやニートのプライドが高くて偉そうなのはどうして?」という疑問にお答えしていきます。
僕自身、引きこもっていたときは、めちゃくちゃプライドが高かったです。
というか、いまだに高いほうだと思います。^^;
でも、引きこもりから抜け出した今、プライドは確実に低くなってきています。
この記事では、プライドが異常なまでに高かった僕が、
- なぜプライドが高くなってしまうのか
- どうすればプライドを捨てられるのか
やっかいなプライド問題と向き合う方法を解説していきます。
「プライドが高くて苦しい。。。」という方は、ぜひご覧になってみてください!
引きこもりやニートのプライドが高いのは「自信」がないから
結論から言うと、プライドが高いのは自信がないからです。
言葉の定義
まずは、それぞれの言葉の定義を見てみましょう。
- 自信
- プライド
自信
「コトバンク(デジタル大辞泉)」によると、「自信」の定義は次のとおりです。
自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。
(引用:https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E4%BF%A1-519563)
自信とは、「自分で自分を肯定できること」と言えそうですね。
プライド
「コトバンク(精選版 日本国語大辞典)によると、「プライド」の定義は次のとおりです。
自分の才能や個性、また、業績などに自信を持ち、他の人によって、自分の優越性・能力が正当に評価されることを求める気持。また、そのために品位ある態度をくずすまいとすること。
(引用:https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89-125923)
「自信」が自分自身の評価だったのに対して、「プライド」は、人からの評価であることがわかります。
自信がないとプライドが高くなる
自分に自信がないと、プライドが高くなります。
- 自分で自分を肯定できない(=自信がない)
- 人から肯定してもらおうとする
- 人から評価してもらうために、弱みを見せられなくなる(=プライドが高い)
「プライドが高い」とは、「自分の弱みを見せると、自分を否定することになる」と思い込んでいる状態のことです。
あえて弱みを出しているというよりは、強みとか弱みとか区別せずに、ありのままの自分を出している感覚だと思います。
プライドが高いと苦しくなる
プライドが高い状態って、苦しいですよね。
なぜかというと、無理やり自分を抑え込んでいるからです。
「人から評価されるためには、こうでなければならない」という自己像に、無理やり自分を当てはめているからです。
弱みを抑え込んだ結果、人から認められると、「やっぱり弱みを抑えるべきだ」と思ってしまう。
弱みを抑え込んだ結果、人から認められなければ、「もっと弱みを抑えるべきだ」と思ってしまう。
人からの評価に依存しているかぎり、プライドがどんどん高くなってしまうわけですね。
プライドを捨てる方法
では、プライドを捨てて楽になるには、どうしたらいいのでしょうか?
プライドを、今すぐ捨てることはできません。
プライドを捨てようとすると、不安になります。
人は感情で動く動物なので、不安があると動きたくなくなってしまいます。
つまり、プライドを捨てるには、不安を乗り越えていける「何か」があればいいということです。
具体的には、次の2つが考えられます。
- なりふりかまわない状況に追い込まれる
- 失敗体験を重ねる
なりふりかまわない状況に追い込まれる
自分を守っていられないほど、危機的状況に追い込まれてみるのは、いかがでしょうか。
僕は去年、人を好きなってしまいました。
「自分なんかが人を好きになるなんて申し訳ない」みたいな卑屈なマインドを持っていたので、まあ当然のように、見てみぬふりをしようと決め込んでいたのですが、、、
もう苦しくて苦しくて、想いを伝えずにはいられませんでした。
失敗体験を重ねる
失敗体験を重ねるのも、確実に効果があります。
プライドが高い状態、つまり自分の弱みを隠した状態で成功体験を積み重ねたところで、あまり効果はありません。
失恋とかもそうですけど、大きな失敗をすると、とても苦しいです。
でも同時に、「あれ、こんなに大きな失敗をしたのに、意外と大丈夫だな」という感覚も味わえます。
僕は去年、生まれてはじめて、あからさまに人から嫌われました。
しかも、1人だけじゃなく2人から。
辛かったです。^^;
でも、「人から嫌われたら人生終了」と本気で思っていたのに、意外と大丈夫だったので、ちょっと拍子抜けしました。
以来、「無理やり自分を抑え込んで消耗するよりは、自然体で過ごして、たまに人から嫌われるくらいのほうがいい」と思えるようになりました。
合わない人がいたら、お互い距離を置けばいいだけです。
無理にみんなと仲良くする必要はありません。
「失敗しても、まあたぶん大丈夫」
こういう安心感が、「自信」とか「自己肯定感」の正体だと思います。
おわりに
プライドを捨てようとするのではなく、「失敗しても意外と大丈夫」という経験を繰り返すことがポイントです。
とはいえ、「無気力から抜け出す方法」でもお伝えしているとおり、「失敗体験ばかり」だと気持ちがなえてしまいます。
安心できる居場所を作ったり、「楽しい」と思えることを探したりしながら、心のバランスを取ることが大切です。
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