【体験談】対人恐怖で10年引きこもり抜け出した僕が今思うこと

引きこもり・ニート

こんにちは、元引きこもりブロガーのサイトウです。

僕は、対人恐怖をこじらせて、10年ほど引きこもっていた過去があります。
20代のほとんどを自室で過ごしました。

引きこもり経験を通して学んだことはたくさんあります。
でも、「きっかけさえあれば、もっと早く抜け出せたはず」という後悔があることも事実です。

このブログでは、僕と同じような悩みを抱えている人に向けて、

  • 引きこもりから抜け出すために大切なこと
  • 自分に合った暮らし方
  • 無理しない働き方

など、僕がこれまで学んだこと、今まさに学んでいることを発信していきます。

今回は自己紹介をかねて、僕がどのように引きこもり状態になり、またそこから抜け出せたのか、自身の体験談をお伝えさせてください!

引きこもるまでの経緯

引きこもる理由やきっかけは、人によってさまざまです。
僕の場合、人との関わりを避けているうちに、少しずつ引きこもっていきました。

みんなが僕を見てくる

はじめて明らかな異変が起こったのは、中学の終わりごろ。
周りに人がいると、「みんなに見られている」と感じるようになりました。
教室、電車、病院の待合室など―。

「みんなが僕のことを見てくるのは、きっとどこかおかしいからだ」
「どこが変なんだろう?」

歩き方が変なのかと思って、「腕の角度はどれくらいが自然だろうか」なんて考えると、かえってぎこちなくなってしまう。
そんなことを繰り返しているうちに、人の視線がすっかり怖くなってしまいました。(^^;

「視線恐怖」とよばれる症状です。

学校に行きたくない

高校に上がると、今度は身体に異変が現れます。
「過敏性腸症候群(ガス型)」といって、おならが無限にわいてきて、我慢すると変な音が鳴るんです。

静かな授業やテスト中なんか、もう地獄でした。
シーンとした教室でお腹が鳴りそうになるたびに、変な冷汗が止まりません。(><;

追い打ちをかけるように、心の状態もさらに悪化して、ひどい抑うつ状態になりました。

学校へは行きたくなかったです。。。
でも、ちょうど妹が不登校になっていたので、「これ以上、親に負担はかけられない」と思って、死んだ魚のような目をして毎日通っていました。

表情も変えられない

高校はなんとか卒業しました。
大学にも進学しました。

このころになると、もうまともに人と関わることができなくなっていました。

人と話すことはもちろん、表情を変えることさえ難しい状態に。

「笑うとキモいと思われるかな」とか本気で思っていました。苦笑

当然のように、学校はサボりがちになります。

毎朝行こうとするのですが、モタモタ準備しているうちに時間だけが過ぎていって、「今から行っても遅いから今日はやめておこう」という謎の言い訳を覚えてからは、一つまた一つと単位を落としていきました。

はじめてのアルバイト

「このままではダメだ」と思って、新聞配達のアルバイトを始めることに。
でも電話が怖くてできません。

数日悩んだ末に、なんとか電話をかけることはできたものの、あまりにも緊張しすぎて自分でも何を言っているのかわかりません。(><;

「アノ….スミ..セン。ア..バイトノヤツ….アッ..アノッ..」

すぐに切りました。
向こうからしたら、マジで意味がわからなかったと思います。苦笑

その後、リベンジして雇ってもらえましたが、あまり続かなかったです。
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社交不安障害

このころになってようやく、「さすがに何かがおかしいぞ・・・」と自覚し始めます。
心療内科に行ってみると、「社会不安障害(社交不安障害)」と診断されました。
いわゆる対人恐怖症ですね。

「自分は病気だったんだ」と思えたことで、心がいくらか楽になったことを覚えています。

でも、通院してもまったくよくなる気がしなくて、そのうち病院には行かなくなりました。
学校にもほとんど行かなくなりました。

幸い(?)大学の必修科目は、課題さえ提出すればOKだったので、土日にこっそり行ってやってました。

たまに同級生と鉢合わせして気まずかったです。
たぶん向こうからしたら、僕は土日だけ現れる謎な存在だったと思います。笑

こうして僕は引きこもり始めた

昼間は学校をサボってひたすら寝て、夜になってようやく起きだして、深夜までやっているスーパーに買い出しに行く。
(誰にも会わないように、隣町まで行ってました。)

食生活は荒れ放題で、部屋もゴミ屋敷。

そんな生活にもいよいよ限界を感じて、大学2年の終わりに休学(のちに退学)。
親に打ち明けて、実家に戻ることになりました。

こうして、本格的な引きこもり生活がスタートしたわけです。

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引きこもり当時の生活【前期】

はじめのころは、なんとか外に出ようと必死でした。
自転車で散歩してみたり、図書館に行ってみたり―。

でも、外に出ようともがくほど、かえって外に出られなくなっていきました。

やらないほうがましだ

実家に戻ってしばらくして、アルバイトを始めました。
おもな業務は、イベント会場の設営。
僕だけなじめなくて、3か月で辞めました。

何を勘違いしたのか、「もっと自分を追い込まないとダメだ」と思ったぼく。

今度はリゾートバイトを始めることにしました。
山奥にあるゴルフ場で住み込みです。
初日で心が折れて、3日で逃げ出しました。

何かにチャレンジするたびに挫折して、自信を無くして、さらに引きこもっていく悪循環。(><
「なんとかしなくては」という焦りがある一方で、何をどうしたらいいのかまったくわかりません。。

またバイトを始めたって、どうせ苦しいだけに決まってる。
それならやらないほうがましだ。

「どうせ○○だから―」とうのが、当時の口癖でした。
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外の世界が怖い

気づいたときには、もうほとんど外に出なくなっていました。
一度引きこもると、外の世界がますます怖くなります。

たまに思い切って出かけてみるんですけど、向こうから人が歩いてくるだけでも「どうしようどうしよう」とパニックになってしまうんです。。。

買い物に行っても、「挙動不審で万引きを疑われるんじゃないか」と心配になって、何も見ずに退店しようとするのですが、それはそれで怪しいと思って、欲しくもないものをレジに持って行って「最初からこれが欲しかったんです」みたいな顔をして買ってみたり―。

我ながら病的です。苦笑
外出した後は、真冬でもびっしょり汗をかいていたので、相当なストレスだったんでしょうね。

そうだ 山、行こう。

そんな感じだったので、たまに外出するとしたら、近くの山に行くことが多くなりました。

それでも、たまに人がいるんですよ(←当たり前)。
しかも、「こんにちは」とか言ってくるし。。。

僕は、蚊の鳴くような声で「コン..チハ」と答えながら、「なんで平日のこんな時間にうろうろしてんだよ!」と心の中でキレていました。(^^;

でもなんだかんだ言って、自然には癒されてました。
めったに人が来ない場所を見つけて、しばらくぼーっと座るのが、外の世界で唯一心休まるひと時でした。(^^

引きこもり当時の生活【中期】

引きこもり始めて1、2年経ったころから、「家にいる時間を充実させたい」と思うようになりました。

勉強嫌いを克服したい

当時は、「同世代の人たちから後れを取りたくない」という気持ちが強くありました。
でも現実は、外に出ることさえ難しい。

「せめて家にいながらできることをやろう」

そう思って、まずは高校数学のやり直しから始めることに。
「勉強できないコンプレックスを克服すれば自信が持てるかも」と思ったからです。

とはいえ、勉強から逃げ続けてきた僕にとって、できない現実と向き合うことは簡単ではありません。
わからないことがあるたびにキレて、参考書を殴ったりしてました。

完全にやばい奴です。笑

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暇すぎて苦痛

そのうちキレずに取り組めるようになったので、今度は情報系の資格を取ることにしました。

当時の僕はとにかく暇でした。
暇をつぶせるなら、もうなんでもよかった。

わかる人にはわかると思うんですけど、暇って実はかなり苦痛です。(><
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外に出ている場合ではない

その後は、

  • ひたすらゲームしてみたり
  • 歌の練習をしてみたり
  • PCやスマホをカスタマイズしてみたり
  • プログラミングを勉強しながら、Webサイトやスマホアプリを作ってみたり

どれも興味のあることでしたが、好きでやっていたというよりは、現実逃避的な意味合いが強かったように思います。(^^;

「今はやることがあるから、外に出ている場合ではない」と。

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カウンセリング

この時期、月に2回くらいのペースでカウンセリングに通い始めました。

人と話すことは大の苦手でしたが、そこでは毎回時間いっぱいまで、ほとんど一方的にしゃべり続けていました。
とくに、子どものころの、親に対する不満が多かったですね。

親を疑うという発想

親子関係について調べているうちに、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を知って、「まさに自分のことだ!」と感動したことを覚えています。

ACとは、幼少期に子どもらしく過ごすことができず、心に傷を抱えている人たちのことです。

それまでひたすら自分を責め続けてきた僕にとって、「親が悪い」という発想は斬新でした。
でも、「全部自分が悪い」から「全部親が悪い」にすり替わったところで、問題は解決しません。

以来、親のやることなすこと全てにイライラするようになってしまいました。。。

当時書いていたブログには、親に対する不満がこれでもかというほど書いてあります。苦笑
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引きこもり当時の生活【後期】

引きこもり始めて5年ほど経つと、意識が外の世界に向かい始めました。
外に出たい気持ちと、ずっと引きこもってたい気持ちが、葛藤していた時期です。

そろそろ外に出てみるか

引きこもり始めたときにあった後ろめたさはいつしか薄れ、開き直る気持ちがある一方で、家にいても親にイライラしてしまうし、もう十分休んだ感じもあって、「そろそろ外へ出ていきたい」と思うようになりました。

淡々と年齢を重ねていく焦りもあったと思います。
引きこもっていると、5年とかあっという間です。

そこからは、いろいろやりました。

  • 放送大学で心理学を勉強してみたり
  • 断食道場に行ったり
  • サポートステーションに通い始めたり
  • 短期アルバイト・単発アルバイトをやってみたり
  • 青春18きっぷを使って旅してみたり―

ほとんど外に出ることがなかった僕にとっては、目覚ましい変化です。
それでもなお、引きこもり状態から抜け出すことはできませんでした。。。

外の世界には、楽しいことがあるかもしれない。
外の世界でやっていくことは、不可能ではないかもしれない。

でもやっぱり、自室のほうが快適で、一歩外に出てはまた引きこもることを繰り返していました。

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電車が苦手

対人恐怖は相変わらずあって、とくに電車に乗るとひどかったですね。
向かい側に座っている人がみんな僕を見てくる気がして、目のやり場にも困って、どうしていいかわからず毎回パニックでした。(><;

電話も苦手で、歯が痛くても歯医者の予約ができなくて、何本かダメにしたこともあります。

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現実逃避

無理やり外に出ていくか、このまま引きこもり続けて、「もう取り返しがつかない」と後悔するか。
どちらも嫌すぎて、ひたすら内にこもって現実逃避していた時期もあります。

「この世界はただの物質にすぎない」
「生きることに意味はない」
「外の世界にはびこっているのは、そんなことにも気づけない俗っぽい連中だ」

遅れてきた中二病でしょうか。(^^;

社会とうまく関われないことに後ろめたさがあったから、自分を正当化するしかなかったんですね。
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脱ひきこもりのきっかけ【前編】

ただ、僕も引きこもり状態から抜け出すことを、完全にあきらめたわけではありません。
本当は、「人生楽しめる可能性があるなら楽しみたい」と思っていました。

そのためには、外に出られないことが足かせになります。

まずは現状把握から

そこで、「まずは今の自分の状態を把握しておこう」と思って、あらためて精神科に行ってみてもらうことにしました。

診断としては、やはり「社交不安障害だろう」とのこと。

今度はちゃんと通い続けました。
でもやっぱり、対人恐怖はよくならない。
まったくと言っていいほど。。。

先生からも、「薬はあくまで補助的なもので、結局は人の中に身を置いて徐々に慣れていくしかない」と言われていました。

とはいえ、そもそも人が怖くて引きこもっているわけで、人の中に身を置くこと自体が難しい。
鶏が先か卵が先か。
先生の言うことはたぶん正しいけど、それができたら苦労しません。(^^;

入院・デイケア

でも一つだけ、自分にもできそうな方法がありました。
それが入院です。

僕が通院していた病院には、入院施設がありました。
ここなら、守られた環境で人の中に身を置くことができるのではないか。

我ながらナイス判断でした。

入院当初は「やっぱりやめとけばよかった」と後悔しまくりでしたけどね。(^^;
とにかく不安で不安で、布団にもぐってひたすら横になっていました。

それが、2週間経つころにはデイケアに参加し始めて、3か月経つころには相部屋に移って、談話室に入り浸るまでに。

退院するころには、もはや外出が特別なイベントではなくなっていました。
あんなに苦手だった電車にも、気軽に乗れるようになっていました。
ついでに、親との関係も劇的に改善しました。

「引きこもり」にはいくつか定義がありますが、ほとんど自室や家にこもっている「狭義の引きこもり」の状態からは抜け出したと言えます。

退院後は、デイケアに通いながら生活のリズムを整えていきました。

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久しぶりのアルバイト

入院やデイケアで自信をつけた僕は、携帯ショップでアルバイトを始めることにしました。
苦手な接客業も「今ならいける!」と。

・・・

少しハイになっていたようです。
体調がおかしくなって、3か月経たずに辞めてしまいました。(><

「自分は変われた」と思っていたのに、何も変わってないじゃないか。。。

ショックでした。
でもだからこそ、あらためて「自分の問題と本気で向き合おう」と思いました。

人に嫌われるのが怖いから、人とのかかわりを避け、
ミスしないように、抜け目がないように気を張り続け、
でもうまくいかないことは必ずあるから、やらない方を選んでしまう。

つまり完ぺき主義なんですね、

それで、完ぺき主義について調べていたら、「完ぺき主義をやめよう」という感じのYouTube動画に出会いました。

ネットでお金を稼ぎたい

僕が興味を持ったのは、動画の内容よりも、「YouTubeやブログで情報発信して、自分でお金を稼ぐ」という働き方でした。

「あー、こういう働き方もあるのか」と。

ユーチューバーとかブロガーという言葉は知っていたけど、どこか他人事だったんですね。
当時はちょうどバイトに挫折したばかりということもあって、「どうせ頑張るなら僕もネットを使って稼ぐ方向で頑張りたい」と、素直に思いました。

ネットを使って稼ぐには、どうやら「コピーライティング」という、文章を書く技術が重要らしいことがわかったので、僕も勉強を始めました。

  • YouTubeを見たり
  • 本やブログを読んでみたり
  • 怪しげな教材を買ってみたり
  • 先生を見つけて直接教わってみたり
ちなみに、この文章も、ライティングのテクニックを使って書いています。
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人と関わる機会を増やしたい

ライターとして、ぼちぼち仕事がもらえるようになったころ、ライティングの先生が主催する集まりに参加してみることにしました。
そこでまた、大きな挫折感を味わうことになるとは知らずに―。

参加者の中には、

  • 月○百万円稼ぐブロガー
  • ジムの経営者
  • 個人投資家

など、すごい人たちがたくさんいました。

話は面白いしコミュ力高いし、なんなのこの人たち。。。

圧倒されて、まったく話についていけなかったです。
でも帰るタイミングを見失って、最後まで黙って端っこに座ってました。

みじめでした(TT。
実力的にも人間的にも、ただただ自分がちっぽけに見えました。
なんかもう、あの人たちとは根本的に違う気がする。

考えてみれば、僕は外に出られるようになったとはいえ、相変わらず自室で一人で過ごす時間が長くて、家族ともほとんど会話しない状態でした。
ビジネスの話以前に、普通の会話が難しい。

もっともっと、人との関わりを増やしたい。
それも、できるだけ傷つかずに。

脱ひきこもりのきっかけ【後編】

いろいろ考えた結果、実家を離れてシェアハウスで暮らすことにしました。
シェアハウスなら、24時間、常に人の気配を感じながら過ごすことができます。

シェアハウスで暮らそう

シェアハウスというと、「パリピたちが集うところでしょ?」みたいなイメージがあったけど、場所によってコンセプトはさまざまです。

  • 起業したい
  • 国際交流したい
  • 田舎で暮らしたい
  • 自給自足したい
  • 生活のコストを下げたい

そして、居場所が欲しい。

シェアハウスの中には、ニートや引きこもりなど、社会とうまく関わることが難しい人も歓迎してくれるところがあります。
まだまだ、数は少ないですけどね。

僕がお世話になったところは、まさにそんな場所でした。

シェアハウス生活学んだこと

シェアウェアで過ごした1年は、新しい経験や気づきの連続でした。

  • いくつかバイトをやってみたり
  • ビジネスの高額コンサルを受けたらマルチ商法だったり
  • いったん一人暮らししてみたり
  • 失恋したり
  • 本格的にWebライターを始めたり
  • シェアハウスの運営を手伝ってみたり
  • 自己分析してみたり
  • 仕事を頑張りすぎてうつになったり
  • 移動に疲れて原付を買ったら思いのほか楽しかったり

さまざまな人と接する中で、自己理解が深まり、価値観は大きく変わりました。

  • 苦手を無くすのではなく得意を伸ばそう
  • 無理に話さなくていい、話したいときだけ話せばいい
  • 頑張って働かなくてもいい
  • 人に嫌われても意外と大丈夫
  • とにかくまずはきっかけを作ろう
  • 居場所があると冒険できる
  • うまくいかないときは発想を変えよう

伝えたいことはたくさんあります。

【体験談】対人恐怖で10年引きこもった僕が脱出できたきっかけ
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おわりに

とはいえ、僕もまだまだ道半ば。
自分の生きづらさと向き合いながら、試行錯誤の連続です。

最近も、ド田舎にある別のシェアハウスに引っ越しました。

このブログでは、対人恐怖やニート・引きこもりなど、僕と同じような悩みを抱えている人に向けて、「絶対に役に立つ」と自信を持って断言できる情報を発信していきます。

定期的に更新しているので、ときどき覗きに来てくれると嬉しいです。(^^

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m

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コメント

  1. きはら より:

    コメント失礼します。
    今現在過敏性腸症候群ガス型で、引きこもり状態の高校生です。サイトウさんはもう過敏性腸症候群は治られましたか?治られていましたらいつどのように治られたのか教えていただけると参考になり、とても助かります。回答したくない場合は構いません。
    いつもブログやTwitterを参考にさせていただいています。頑張ってください。応援しております。

    • きはらさんありがとうございます!
      過敏性腸症候群、つらいですよね。。。

      僕の場合、対人恐怖の症状と連動する形で発症し、少しずつよくなってきたように思います。
      でも完治はしていません(ご期待に応えられずすみませんm(__)m)。

      今は在宅で仕事をしているので、ほとんど困ることはない状態です。

      もし今後困ることがあれば、

      ・病院に行って薬を処方してもらう
      ・食事を記録して、状態がいい日と悪い日を比較する
      ・環境を変える(高校生なら、通信制の高校に転入する・高認合格を目指す)

      といったことを試してみます。

      あと、なかなか人に相談しにくい内容ですが、悩みを話せる人がいると楽になると思います。
      (僕の場合、家族も同じ症状に悩んでいたことをあとから知って、「なんだ、一人で悩まなければよかった」と思ったことがありました。)

      最後に、いわゆる精神論になってしまいますが、「過敏性腸症候群だから~できない」とは考えないほうがいいですね。
      ネガティブなことに囚われてしまうと、負のスパイラルに陥って、抜け出すのが難しくなります。

      過敏性腸症候群でも引きこもりでも、楽しいことがあったら笑っていいし、ご飯のおいしさを味わっていいし、きれいな景色に感動していいわけです。

      普段の生活の中で、ポジティブなことを探してみてください。
      疲れた日は、ほっと一息つける時間を作ってみてください。

      ポジティブな気持ちは、ネガティブな気持ちの悪影響を無効化してくれます。

      ・・・などと、治ってないくせに偉そうなことをのたまってしまいましたが、、、笑
      少しでもきはらさんの参考になりましたら幸いです。

      • きはら より:

        返信ありがとうございます。丁寧に回答してくださり本当にありがたいです。
        入院やシェアハウスをなされたようなので、治っているものかと思っていました。いや凄いです!!
        まさか、同じ症状の方の行動だとは、、。尊敬します!
        サイトウさんみたいになれるよう、サイトウさんの行動を真似してみたいと思います。
        大変勇気づけられました。本当にありがとうございます。

        サイトウさんの症状が良くなりますように。

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